カメを飼育するうえで必要となる飼育ケース。水槽やケージなど飼い主によって選び方は異なり、使われるものもさまざまですが、次の条件にあったものが適しています。
- 高さは低めで良い
- ある程度の強度がある
- 買い替えることができる
今回はカメの飼育ケース選びをするときに重要になるポイントや、多彩な入れ物の中からカメの飼育ケースとしておすすめできる入れ物を7選してご紹介します。
カメの飼育ケースに向いている条件

カメを飼うときに入れる飼育ケースはケージや水槽、トロ箱など多くのものが使われていて、選択肢の幅は広いです。しかしどういったものでも使えるかというとそうではなく、いくつかの条件をパスしたものが適しています。
ここからはどんな条件を満たしたものが飼育ケースに向いているのかを解説します。
高さは低めで良い
カメを入れるケースは余裕のあるサイズが良いですが、ケースを置くスペースなども必要になることに加えて、高さも考えると置く場所も限られてしまいがち。
でもカメを飼育する場合、高さは大きさよりも重視しなくても大丈夫です。
それでも一定程度の高さは必要で、水も入れる場合は水の高さに加えて甲羅干しができる陸地の高さ、さらにカメの甲羅までの高さの2.5~3倍くらいの大きさのものを用意することで脱走の心配も低くなります。
ある程度の強度がある

カメの爪は鋭く、飼育ケースをひっかいたようになってしまうことがあります。
これによってケースが傷ついてしまうことは多く、気が付いたら傷が増えていたということもよくあります。
そのためケースに水槽を選ぶ場合、ガラス水槽がおすすめ。
その中でもオーダーメイド品になってしまう欠点はありますが、シリコンを保護するワームプロテクト加工がついている商品を選ぶとさらに耐久度が高くなります。
またカメを飼育するときにバスキングライトなどの照明を使う場合には、ライト周辺は高熱になりやすいのでプラケースだと劣化してしまうことも。
こういったアイテムを使う際はある程度耐熱性のあるケースを選ぶといいですよ。
買い替えることができる

カメの爪が飼育容器に当たる原因として、成長してケージが狭くなってしまった、ということが多いです。
カメの成長に合わせてケースを買い替えるのは、大きく成長する種類を飼育している場合には仕方のないことでしょう。
そのためケースの価格も大切な要素で、コスパが良いものを意識して選ぶのが良いです。
将来的に大型になカメの場合は、最初から大型ケージを購入したり、オーダーメイドでお好みのケージを発注してしまったほうが、長い目で見るとお得なことが多くあります。
ちなみに、水棲カメを飼育するのに必要な設備などを知りたい方は、こちらの記事もご参考ください。
カメを飼育してみよう!飼育に必要な水槽、設備から人気の種類まで徹底解説
※東京アクアガーデンのサイトが開きます。
カメの飼育ケースおすすめ7選

ここまではカメの飼育ケース選びをする中で重要なポイントをご紹介してきましたが、ここからはカメにおすすなケースを7選してご紹介します。
ガラス水槽
ペットショップをはじめ、ホームセンターなどでも売られているため手に入れやすく、透明度が高いことからもカメの観察にも適しているガラス水槽。
屋内はもちろんですが屋外に置くこともできますし、汚れがついても落としやすいといったメリットがあります。
比較的傷にも強いものの、シリコンが傷ついてしまわないような工夫をすると、より一層飼育に適したものにできます。
爬虫類ケージ
飼育するのがリクガメなら爬虫類ケージもおすすめ。グラステラリウムなどケージによってはフロントドアのものもあるため、お世話やお手入れもしやすいといったメリットもあるんです。
中にはケージを自作する人もいるほどで、オリジナルのものを作りたい場合は自作するのも一考。
爬虫類用ガラス水槽
ガラス水槽と似た飼育ケースですが、あちらはアクアリウムでも使う一般的な水槽に対し、こちらは「ヒュドラケース」など爬虫類や両生類飼育に特化したアイテムがほとんどで、積み重ねての使用が可能だったり、ライトやヒーターの設置も楽ちんなものが多くなっています。
テラリウム水槽
テラリウム水槽は普通の水槽よりも高さは浅めですが観賞性は高く、美しさもかなりのレベルな水槽が売られています。
形状も特徴的でカメのお世話やお手入れも手軽にできるといったメリットがあるんです。
カメの飼育セット
カメの飼育セットは水棲カメ用の飼育セットです。
初心者でも手軽に育てやすいように水槽や浮島、水中フィルターなどのアイテムが1セットにまとまっています。
トロ舟
メダカや金魚の飼育などにも使われることのあるトロ舟は、カメの飼育ケースとしても使われることが少なくないんです。
丈夫さはかなりのもので、ベランダや屋外でカメを飼う時にも使えますし、大きなサイズのものでも値段が安いので手に入れやすいのもメリットのひとつ。
上からしか見ることができない点やヒーターなどを導入するのは苦労する点などはありますが、屋外でカメを育てたいという人に適しています。
衣装ケース
カメを衣装ケースで飼うの?と疑問に感じる人もいるかもしれませんが、カメの飼育ケースとして意外とポピュラーなのが衣装ケース。
大きいサイズでも安く簡単に手に入れられるといったメリットもあり、透明度はあまりなく見やすいとは言い難いですが、トロ舟みたいに横からでは全く見えないという欠点がないのもポイント。
またカメが暴れても壊れることはまずありませんし、軽いので持ち運びも楽ちん。
傷がつきやすいことや耐水性は高くないので、水棲カメの場合は漏水することがあるといったデメリットもありますが、気軽に使えるのでトロ舟同様屋外でのカメ飼育に向いています。
リクガメでも、エアコンで温度を管理している場合や小さなうちは衣装ケースで飼育可能です。
まとめ:カメを飼育するケースおすすめ7選!お手頃サイズから特大サイズをご紹介

カメは室内・屋外を問わず飼育できることや、ミドリガメやリクガメなど種類豊富で、ショップなどで購入も可能なため爬虫類の中でも人気が高いです。
カメの飼育ケースは水槽から衣装ケースまで様々です。
飼育している種類などに応じて、飼育ケージや水槽を選びましょう。
カメはきれい好きで、飼育ケージは余裕があったほうがいいです。
カメに適した大きさのケースでゆったりと育ててあげましょう!
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