ヘビは変温動物ですので温度や湿度にも敏感!そのため飼育時にはケージ内に温度計や湿度計を設置して管理しなければなりません。しかし爬虫類飼育が初めてという人には、温度計などの選び方や設置場所に悩む人は多いです。
ケージ内に設置する温度計や湿度計は画面が見やすいのはもちろんですが、サーモスタットを併用することで温度管理がしやすくなり、ケージの大きさにもよりますが、2個以上設置することでヒーターのある場所とない場所の温度など(温度勾配)を知ることができます。おすすめは次の3つのアイテム。
- ニチドウ マルチ湿・温度計
- シチズン デジタル ライフナビ
- ジェックス デジタル温湿度計
今回はヘビ飼育向きな温度計・湿度計の選び方やおすすめ商品の紹介についてお話ししていきます。
ヘビの温度計・湿度計の選び方
ヘビは気温が低いと餌を食べなくなったり、湿度が足りないと脱皮がうまくいかないといった状態になってしまうため、日ごろから温度や湿度管理が飼育の重要なポイントになってきます。そのためケージ内の温度・湿度管理をするために温度計や湿度計を設置しましょう。
最低・最高温度が見やすいものにしよう
ヘビ飼育をするときは、ケージ内の最低温度と最高温度がわからないと、適正な湿度を保つ目安がわかりにくいです。温度計と湿度計を別々で購入し使用している人もいますが、設置する場所や個数などを考えると、デジタルタイプのもので文字が大きめかつ温度・湿度両方が表示されるタイプのものが使いやすいですよ。
温度管理はサーモスタットがあれば安心!
春先や秋・冬など気温が下がる時期は、サーモスタットを使用すると温度管理がしやすいです。各社様々な商品を販売していますが、おすすめはジェックスのイージーグローサーモ。
このサーモスタットはランプや保温器具につなげて使用するアイテムです。ダイヤル式なので機械が苦手という人や、爬虫類飼育が初めてという人でも簡単に使うことができ、温度設定も18~40℃までと範囲が広いので使い勝手が良いですよ。
ヘビの温度計の設置場所
ケージ内に温度計・湿度計を設置している人は多いですが、1つだけという人が多い傾向にあります。しかしある程度の大きさのケージで飼育している場合、照明やヒーターのある場所の温度が高く、それ以外の場所は温度が低いため、温度計・湿度計は複数設置することをおすすめします。
温度計は複数配置がおすすめ
ヘビを飼育しているケージ内に複数の温度計・湿度計を設置するといっても、「一体何個必要なのか?」と、疑問に思うことでしょう。ヘビの飼育ケージは人間が住んでいる家と比べるととても小さいものですが、ヒーターや照明付近とクールダウンすることのできる場所では当然温度や湿度が異なります。
そのため全体の温度・湿度をしっかりと管理するために複数個所に温度計を設置する必要があるので、基本的に1つのケージで2~3個を目安に設置することでケージ内全体の温度を把握しやすくなります。
ヘビの活動範囲に設置しよう
温度計・湿度計はヒーターのある場所とない場所に配置しますが、ヒーターの真上は温度計の測定に誤差が生じることが多いため、ヒーター付近の温度が比較的安定している場所に配置します。
温度計・湿度計の配置ポイントとしてはヘビが普段いる場所に配置しないと、ヘビが快適に過ごせる温度・湿度なのかがわからないので、ヘビの活動範囲内で動きを邪魔しにくい場所に設置しましょう。
ヘビの温度計おすすめ3選
ここからはヘビ飼育時にすすめな温度計・湿度計アイテムをご紹介していきます。ケージのレイアウトなどに合わせて、使いやすいものを選ぶのがポイントです。
ニチドウ マルチ湿・温度計
ニチドウの「マルチ湿・温度計」は横長タイプなので、横幅の広いタイプ・大きいケージにおすすめ。デジタル表示で文字も大きく見やすいだけでなく、温度・湿度の最高・最低を記憶する機能があるので、仕事などから帰宅したときにその日の最高温度・湿度を確認することができるのがポイント。
シチズン デジタル ライフナビ
シチズンの「デジタル ライフナビ」は今回ご紹介する丸型タイプのほかに、縦長・横長タイプがあるので飼育ケージのレイアウトなどに合わせて選ぶことができますよ。
こちらの丸型タイプは温度・湿度の療法を測定できるだけでなく最高・最低の数値も同時に表示されるという優れもの。また快適かどうかといった表示もぱっと見でわかりやすいデザインになっています。
ジェックス デジタル温湿度計
ジェックスの「デジタル温湿度計 PT2470」は、コンパクト設計なので小型のケージにも設置しやすいですし、大きなケージ内でも設置場所が狭い場所に置くことが可能。デジタル商品ですがアナログ製品と比べても誤差が少なく、最高・最低の温度・湿度を記憶してくれるのでケージ内の掃除時などに確認することができます。
まとめ:ヘビに最適な温度計・湿度計の選び方と設置場所!1ケージに何個必要?
ヘビの飼育では温度・湿度管理が適切にできていないと、脱皮の失敗や餌を食べなくなるなどといったことが起こりやすいです。
ケージ内はヒーターやライトのある場所とそれ以外の場所では温度差があるため、ケージ全体の温度・湿度を知るためにはきちんと温度計や湿度計を設置して、そのときの気温や湿度だけでなく1日の最高・最低の数値を知ることでケージ内の管理がしやすくなります。
冬など気温が下がる時期は、ヒーターなどと一緒にサーモスタットを併用することで温度管理がしやすくなりますよ。温度・湿度管理をしっかりと行って、ヘビの体調管理もしっかり行ってくださいね。
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