カエルやカメを飼育する際に使う水、もともとは水道水を使うわけですが、魚の飼育の場合は水道水のカルキを抜くという作業を行います。
ん?カエルやカメの飼育の時も、カルキって抜くのかな?それとも水道水をそのまま使っても平気?
案外知られていない、カエルやカメの飼育に使う水の処理方法をお伝えします!正しい方法で飼育し、健康で長生きさせてあげてくださいね!
カエルやカメの水にカルキ抜きは必要?
結論からすると、
- カエルは水道水でも平気な場合がある
- カメはカルキ抜きが必要な場合がある
となります。理由を添えて説明します。
カエルは水道水でも平気な場合がある
基本的にカエルの飼育には、水を大量に使うわけではありません。
カエルの多くは陸上に住んでいますが、両生類の多くは皮膚を完全に乾燥させると命が危なくなりますので、湿気を補うために水を与えるイメージです。そのような少しの水しか必要としないため、その水をわざわざカルキ抜きしなくても大丈夫!という意見もあり、実際に飼育している人にもそういった経験を持つ人が多いです。
ただ、慎重を期す人はカルキを抜いてあげましょう。カルキを抜くことでデメリットはありませんから、安心して水を与えることができます。
カエルと一口に言っても、サイズに違いがありますね。
特に、まだ小さいカエルは体力がありません。
ですから、環境の変化や、薬剤に敏感なので慎重に育ててあげたいですね。よって、小さなカエルには、水道水のカルキは抜いてあげてください。
カメはカルキ抜きが必要な場合がある
カメは、カエルと異なり「主に水の中で暮らし、呼吸のために顔を空気中に出す」種類がいます。
こういったカメ…水棲カメの飼育には、当然たくさんの水を使い、カメはその水の中にからだを沈めることになります。
ですから、水棲カメに使う水はカルキを抜いてあげましょう。
水棲カメの他に、リクガメと呼ばれる種類は、大量の水を必要としません。そういったカメを飼育する時に使う水は「飲み水」程度のものです。
飼育しているリクガメがもう生体になっており、体力があるならば、カルキ抜きは必要ないでしょう。ただ、まだ体力のない子ガメである場合、病気や暑さで弱っている場合はカルキを抜いてあげたほうが無難です。
カメの飼育でも、カエル同様、カルキを抜くことでデメリットはありませんので、可能であればひと手間かけてあげましょう。
正しいカルキ抜きの方法
よし、じゃあカルキ抜きをしよう!と思った方のために、カルキ抜きの代表的な方法を3つご紹介します。
- カルキ抜き剤を使う
- 日光に当てる
- 煮沸して冷やす
の3つの方法がありますので、具体的に解説します。
使用する水の量、かけてもよい手間や時間に応じて、適した方法でカルキ抜きをしてください。
方法1:カルキ抜き剤を使う
大量の水道水のカルキを確実に抜くことができる方法はこちらです。水棲カメの飼育には必須といえるでしょう。
ペットショップ、ホームセンターなどにたいてい置いてあるアイテムで「ハイポ」という粒状のものが安価でおすすめです。
ハイポは非常に安価な上、作業が簡単なことから、筆者イチオシの方法です。
安価でたくさんの量が手に入りますので、1度購入すれば数年使えますから、早いうちに入手したほうがラクです!
使うときは、容量を守って使いましょう。ハイポの量が多すぎると、飼育している生体にとって悪影響があるためです。
10Lの水に上記のハイポを1粒(小さいかけらの場合は念のため2粒)入れればOKです。
バケツなどに水道水を汲み、ハイポを入れてかき混ぜ、30分ほどおけば十分でしょう。
水温が高い場合は、5~15分でも大丈夫です。
ハイポはチオ硫酸ナトリウムという成分でできており、その成分が水道水中のカルキを中和してくれます。
中和自体はすぐに終わりますが、濃度等にムラがあるといけませんので、よく混ぜてください。
方法2:日光に当てる
大量の水が必要であればバケツ、少量で良いなら計量カップなどでも構いません、使いたい分の水をくんで、日光に当てるだけです。
簡単ですね!
日光が良く当たり、かつ気温の高い時期はカルキが抜けやすいので1~2時間でカルキが抜けます。
冬場や、曇天の時は念のために1~2日間放置しておきましょう。
薬剤を使わない方法ですが、時間がかかるのがネックです。
方法3:煮沸して冷ます
こちらの方法は、使う水が少量で良い方には最も適しています。
水をヤカンなどに入れて煮沸するだけです。完全にカルキを抜くためには、5分以上沸騰させてください。また、ヤカンのふたを開けて煮沸させることが大切です。
5分以上の沸騰が必要ですので、電気ケトルなどで煮沸する場合は沸騰してからも過熱が続けられる機種が向いています。
また、カルキ抜きという機能がついている電気ポットを使うのも簡単で良い方法の一つです。
カエルやカメに与える前には、完全に温度が下がったことを確認してからにしましょう。
熱いままでは火傷をさせてしまう危険があります!
また、急激な水温変化は生体の体力を奪いますし、ストレスも与えますので飼育水に近い温度まで冷ましてから注水する必要があります。
まとめ:カエルやカメの水はカルキ抜きしたほうが良い?正しいカルキ抜きの方法!
カエルやカメの飼育に使う水の、カルキを抜いた方が良いのかどうかを解説しました。
カルキ抜きの必要性には理由がありますので、理由を理解することで臨機応変にカルキ抜きを行いましょう!
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