飼育ケージにカビが発生!対策と爬虫類ケージを清潔に保つアイテム6選!

爬虫類の種類によって飼育環境はさまざまですが、湿度を必要とする場合はケージだけでなく、ウェットシェルターや流木などのアクセサリーなどにもカビが生えてしまうことがあります。

ケージやアクセサリなどの掃除に使用する道具は、人それぞれですが、殺菌効果や消臭効果などのあるものを使用すると清潔さを保ちやすくなりますよ。

今回は爬虫類飼育初心者さんにおすすめな、飼育ケージのカビ対策や、ケージ内を清潔に保つことのできるアイテムを6つご紹介していきます。

飼育ケージにカビが発生したら!

飼育ケージ内にカビが生えていて、気になって流木やウェットシェルターを見てみたら、カビがあちこちに生えていることがあります。カビは湿度と汚れを好むので、湿気を好むタイプの爬虫類を飼育しているとどうしても避けて通れないもの。でもケージ内の掃除のときに、しっかりと対策をとることで、カビの発生しにくい清潔な環境を保ちやすくなりますよ。

ウェットシェルターにカビ!

ウェットシェルターは陶器製なので、カビとは無縁と思っていませんか?

しかし上部に水を入れておくことで、常にウェットシェルターは湿っている状態。湿度を好むカビにとっては住み心地のよい場所で、使用しはじめて1週間程度で生えてくることも。 

常に湿っている状態を保っているとカビが生えやすくなるので、ケージの掃除のときや週に1~2日程度、乾燥させることでカビの発生を抑えやすくなります。

天日干しをする

カビは熱だけでなく乾燥にも弱いため、室内外の直射日光の当たる場所にウェットシェルターを置いて、殺菌する方法です。ただし天日干しは晴れている日にしかできませんし、時間がかかります。干している間は爬虫類の隠れ場所がなくなってしまうので、ウェットシェルターを2個用意してローテーションで使用・天日干しすることで、清潔な状態を保つことができますよ。

熱湯消毒をする

カビ菌は40度以上の熱を加えることで死んでしまうので、熱湯消毒をすることで発生しにくくなります。やり方はとても簡単で、バケツやたらいなどに綺麗に洗ったウェットシェルターを置き、熱湯を入れお湯がぬるくなるまでつけておくだけ。

お湯でやけどに気をつけなければならないこと、そして熱湯消毒だけでは陶器の内側に入り込んでいる菌まできれいに殺菌できないこともあるので、熱湯消毒の後に天日干しをして乾かすことでより効果を高めることができます。

電子レンジで殺菌する

電子レンジの電磁波で加熱することで、カビ菌を殺す方法です。一番手軽で手早く出来る方法で、ウェットシェルターを洗った後、水を上部に入れたまま約3分ほど加熱するだけです。レンチン後は熱を持っていて熱いため、鍋掴みを使用したり、冷めてから電子レンジから取り出しましょう。

ケージ自体にカビ

ケージ内の通気性が悪いと湿度が高くなっていまい、その結果カビが好む多湿な環境が出来上がってアクセサリーの下や四隅などにカビが生えてしまうことも多いです。また水槽をケージ替わりに使用していると、ガラス面に白いカビがびっしりとついてしまうことも。 

ケージ内のカビ対策に関しては、やはり普段からの掃除がキーポイントです。湿度を好むカビは、汚れを餌にして増えていくので、出来るだけ汚れを残さない掃除をしなければなりません。

さらに湿度がある状態でも通気性があればカビが発生しにくくなるので、定期的に水槽用などのファンでケージの中の空気を回すのもおすすめ。

流木・アクセサリーにカビ

自然流木を使用している場合は湿度が高いとカビが生えやすいですが、煮沸消毒することでカビ対策をすることが可能です。アクセサリーも熱に強く煮沸OKな素材であれば、煮沸消毒することでカビ菌を殺すことができますが、流木もアクセサリーも煮沸後にしっかり乾燥させた状態でケージ内に戻します。

煮沸消毒できないものは、ウェットティッシュなどでふき取ることは可能ですが、カビ菌自体がいなくなったわけではないので、あまりに頻繁にカビが生える・カビの量がひどいときには、思い切って捨てて新しいものを購入しましょう。

流木の処理についてはこちらもご覧ください。

爬虫類ケージを清潔に保つアイテム6選

カビは湿度が高く、汚れている場所に発生します。目に見える汚れだけでなく、ケージやウェットシェルターの素材内にしみ込んだ汚れも餌にするので、ケージ内だけでなく、ウェットシェルターや流木、アクセサリーなども掃除のときにしっかりと汚れを落とすことで防ぎやすくなりますし、しっかりと汚れを落とせば、臭い対策にもなりますよ。

ここからは爬虫類飼育に使用しているケージ内を清潔に保つのに役立つアイテムを、6つご紹介していきますので飼育時の参考にしてくださいね。

ジェックス テラリウムデオ

ジェックス テラリウムデオ 250mL

ジェックスの「テラリウムデオ」は爬虫類飼育専用の消臭剤です使用されているバクテリアは天然由来のもので、ケージ内に発生した悪臭などの原因となるものを分解して臭いを消してくれます。爬虫類が舐めても体に影響のない天然素材で作られていて、ほんのり森林の香りがしますよ。

ジクラ 万能消臭剤

ジクラ (Zicra) 万能消臭剤 200ml

ジクラ (Zicra)の「万能消臭剤」は100%植物エキスなので、爬虫類ケージにも安心して使うことができますよ。底材にこびりついている臭いをしっかりと消臭してくれます。界面活性剤や防腐剤など人や爬虫類の体に悪い影響を与える成分が含まれておらず、ウサギやハムスターといった小動物のケージにも使用可能なアイテムです。

ペレッティ

ペレッティー(Peletty)獣医師が使うプロ用 ペット除菌・消臭剤 500mlスプレー

ペレッティー」は動物だけでなく環境にも配慮した消臭剤で、動物病院の業務用除菌・消臭剤として販売されています。実際に関東の動物病院でも使用されていて、ウィルスや細菌の除去硬化も公的な試験で証明されているんですよ。

爬虫類ケージだけでなく、一般家庭の床などにも使用可能なほど安心・安全なアイテムなのでカビだけでなく臭い対策に困っている人にもおすすめ!

ペット用ウェットティッシュ

ペットキレイ 除菌できるウェットティッシュ 80枚入り 4個パック

爬虫類専用で販売されているウェットティッシュはないので、ケージやアクセサリーの掃除には、基本的にペット用のウェットティッシュを使用します。使用している成分も植物由来のものなら安心ですし、消臭成分があるものを使用すれば臭いもある程度防ぎやすくなりますよ。

ビバリア クリーンスクーパ

ビバリア クリーンスクーパー

床材掃除用のスクーパーです。

ビバリアの「クリーンスクーパー」はさびにくいステンレス製で、網目が3mmと小さ目です。コンパクトなので使用しないときの置き場所にも困りません。

まとめ:飼育ケージにカビが発生!対策と爬虫類ケージを清潔に保つアイテム6選!

今回はケージ内や流木などにカビが発生したときの対処・対策と、ケージ内を清潔に保つのにおすすめなアイテムを6つご紹介しました。

爬虫類を飼育しているケージやアクセサリーに発生したカビを取り除くのも大切なことですが、一番大切なのは発生しやすい環境をつくらないこと。

湿度が必要な種類でも通気性をよくすること、こまめに掃除して汚れをしっかりと落とし清潔な環境を保つことで、カビが発生しにくくなるだけでなく、臭いもそこまで気になるような状態になることありません。

大切な家族の一員としてお迎えした爬虫類が快適に過ごすことができるよう、カビ対策をしっかりと行いましょう! 

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