つぶらな瞳の可愛いヘビを飼育してみたいな、でもショップに行くとたくさんの個体がいて目移りしてしまう、という嬉しい悩みを抱えていませんか?
今回は、健康なヘビを選ぶためのポイントについて解説します。また、ヘビを長生きさせるための注意点も紹介します。
可愛いヘビを健康に長生きさせてあげましょう。
健康なヘビを選ぶポイント5つ!
では、できるだけ長生きしてくれる健康なヘビを選ぶには、どんなポイントに注意すればよいでしょうか。理由を添えて解説します。
ポイント1:痩せていない
購入時から痩せているヘビは、体力が落ちています。
そういったヘビを自宅に連れ帰るとさらなるストレスがヘビに加わり、ヘビはますます体力を落とすことになります。
ですから、痩せておらず適度に肉付きの良いヘビを選ぶようにしましょう。
ポイント2:餌付いているか
ヘビに与える餌はさまざまありますが、餌によって取り扱いの難しいものもあります。できれば取り扱いの容易な餌を食べてもらいたいものですね。
そういった餌を食べてくれるようにしつけられているかどうかは、その後の飼育の難易度を大きく変えます。ですからヘビを購入する際には「今までどんな餌を与えていたか」「どんな餌なら好んで食べるか」を確認し、人間の手から餌を食べられるように餌付けられているかを確認しましょう。
ヘビに限りませんが野生動物の多くは「初めて見た餌は食べない」です。見知らぬものを口にして、消化不良を起こしたり毒を体内に取り入れてはいけないからでしょうね。ですから食べ慣れたものしか食べませんからご注意ください。
ポイント3:元気・活動的か
できるだけ元気の良い個体を選びましょう。飼育容器内で良く動いている個体なら安心ですね。
また、そのヘビ本来の動きを知るためにも「ヘビが良く活動する時間帯」を選んでショップに行きましょう。
ポイント4:ダニが付いていない
ヘビにはダニが付いていることがあります。特に野生の状態を捕獲してきたヘビには多いでしょう。
ダニが付いているか確認するためによく観察したいポイントはヘビの体表です。ダニは目で見てわかると思いますので、よくよくチェックしましょう。
特によくダニが付いている箇所は
- 総排泄口
- 目の周り
- 鱗の隙間
などの柔らかい部分です。そこを重点的に見てください。
ダニはヘビの血を吸うので、貧血・栄養不足となります。病気を媒介するダニもいます。痛みとかゆみで元気もなくなります。
そればかりか他のヘビも飼育している場合はダニがそちらへ移ることもありますので、ダニの付いている個体を連れ帰らないことはとても重要です。
ポイント5:傷ついていない
何らかの理由で傷がつくと、そこから雑菌が侵入することがあります。当然病気などの原因となりますので、傷がないかどうか確認しましょう。
ヘビが長生きする条件
こちらの項では厳選した大事なヘビが長生きする条件について解説します。
温度・湿度が適正
これはヘビに限らずどんな動物にも言えることですが、飼育するヘビの好む温度、湿度にしてあげるということが大切です。
ヘビの寿命を縮める一番の原因はストレスです。ですからできるだけストレスを与えない飼育環境を整えることが大切で、そのために温度と湿度をきっちり管理する必要があります。
また、温度や湿度が適していないと脱皮不全になってしまうこともありますので注意してください。
下のようなアイテムがあると温度、湿度をチェックできるので安心ですね。
1500円程度ですので、それほど値の張るものではありません。
こちらの温湿度計はデジタル表示なので正確に計測できますし、最高/最低の数値を記録することもできますのでおすすめです。
形状も横に細長いスタイリッシュなデザインで人気があります。
餌を与えすぎない
餌を与える間隔にも注意が必要です。
人間も美味しそうなものが常に周りにあると、ついつい食べ過ぎてしまいますよね。ヘビも同じで大好きな餌を与えられれば食べてしまいます。
その結果、肥満になってしまうこともあります。もちろん健康にはマイナスになります。
- 太りすぎて動きが鈍り、床ずれする
- 心臓に負担がかかりすぎる
- 便秘になる
などの症状が現れてきます。
飼育するヘビにとって最適なタイミング、間隔で餌を与えるようにしてください。
ヘビが肥満になった場合、とぐろがうまく巻けない、鱗の隙間が広くなりすぎるなどの外見上の変化が見られますので注意して観察しましょう。
飼育ケージが清潔
不潔なケージは病気の元、ストレスの元です。
イヤな臭いもしてきますし、雑菌やカビが繁殖する原因にもなります。ですので、排泄物はきちんと取り除く、床材を適度な間隔で交換する、時々はケージを丸洗いして熱湯消毒するなどの世話をしてあげましょう。
まとめ:健康なヘビを選ぶポイント5つ!長生きする生体の条件とチェック方法!
健康なヘビの選び方、ヘビを長生きさせるコツについて解説しました。
運命の出会いもありますので、基本的には気に入った個体をお迎えしてOKなのですが、できれば健康な個体を連れ帰りたいですよね。
ポイントさえ抑えれば難しいことではありませんので、健康なヘビを選ぶ一助としてください!
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