カメを健康に飼育するうえで、水槽・ケージの温度管理は大切な要素の一つです。
カメを飼育したい、でもどんな道具を揃えたら良いかわからない…という方もいらっしゃるでしょう。
飼育の基本となる水棲・陸棲のタイプ別にカメ用の温度計の選び方を解説いたします。
カメを安全に飼育するために、温度計選びで気を付けたいポイントをお話した上で、水棲・陸棲のタイプ別のおすすめ温度計もご紹介しますのでぜひ参考になさってください。
カメの温度計の選び方
カメは変温動物なので、冬場は特に温度管理が大切です。
気温が下がりすぎるとカメは動きが鈍くなり、良ければ冬眠、悪ければそのまま弱ってしてしまう場合もあります。
カメの冬眠は避けた方が良いため、冬場は加温が必要です。また、夏に部屋を閉め切っておくと気温がぐんぐん上がってしまい、これまたカメにとって害がある場合もあります。
カメに適した気温を保ってあげるために、温度計はカメ飼育に必須アイテムと言えるでしょう。
では、カメの飼育に使う温度計って何に気を付けて選ぶと良いのでしょうか?
ガラス製は割れてしまうことがある
カメはいろいろなものをかじります。ですからガラス製の温度計だとカメが誤って噛んでしまい、割れてしまうことがあります。
ガラス製の温度計は100円ショップなどで安価で手に入るために利用する方も多いのですが、カメには向いていません!
当然カメにとって危険なことなので、カメの飼育には噛まれても問題のないプラスチック製の温度計を用意してください。
リクガメには湿度計機能付きを選ぼう
水棲ガメであれば気にする必要のないことですが、リクガメを飼育する場合は湿度を適切に保つことも大切です。ですので、リクガメ飼育の場合は「湿度計機能も付いている温度計」を用意することをおすすめします。一つで温度・湿度両方が計測できるので便利ですね。
リクガメは種類によって好む湿度が異なるので、飼育しているリクガメの好む湿度を把握しておいてください。冬場は乾燥しがちなので、加湿が必要です。適度な湿度を保つためにもきちんと湿度を測定してあげましょう。
また、リクガメ飼育の場合はバスキングスポット(日光浴をさせる場所)とそうでない場所、それぞれ1つずつ設置すると安心して飼育できますよ。夏などは特に、暑くなりすぎていたら大変です。
水棲カメの温度計3選
こちらの項では水棲ガメの飼育に向いている温度計を紹介します。
テトラ デジタル水温計
ブラックとホワイトの2色展開なので、お好みの方をお選びいただけます。シンプルなデザインがお好きな方はびびっとくるのではないでしょうか。
水温センサーのみを水中に設置するタイプです。温度計本体は水槽壁面に張り付けても、水槽台に置いても大丈夫なのでレイアウトや場所によって置き場所を選べるのが便利なところです。
カミハタ 爬虫類用 デジタル温度計
こちらもセンサーのみを水中に設置します。コンパクトなシルバーの本体なので、目立たないように設置したい、クールなデザインが好みという方に特におすすめです。
ボタン電池、キスゴム(吸盤)つきなので購入してすぐ使用することができます。摂氏だけでなく華氏に切り替えることも可能です。
ニチドウ マルチ水温計 H
防滴機能が付いているので、安心して使えます。淡水、海水どちらでも使用可能です。メカっぽい外観がカッコいいですね!
メモリー機能がついているので、最高・最低温度を記憶しておくことができます。背面フックとスタンドが付属しているので、設置方法を選べるのもポイントです。
リクガメの温度計3選
こちらの項ではリクガメ飼育に適した温度計を紹介します。湿度測定機能付きです。
ビバリア ツインメーターNEO
色鮮やかでポップな雰囲気のある温湿度計です。アナログ表示なので、デジタルがお好みでないかたにおすすめです。
文字盤が大きめのため、温湿度がすぐにわかります。また、温度、湿度域が色分け表示してあるので直感的に「ちょうどいい」「高すぎる」などが判断できるのも便利なポイントです。
完全防水ではないので、水滴などが付いたら布などで拭き取りましょう。
カミハタ デジタル温湿度計 BIG
こちらはデジタル式の温湿度計です。
文字盤が大きいため、とても見やすいところがいいですね。温度は2通り計ることができ、本体に内蔵されているセンサーの他、外部センサーがあります。ですから上でご説明した通り「バスキングスポットと別のところ、2つの温度を測定する」ことがこれ1つで可能になります。
摂氏・華氏の切り替えが可能で、メモリー機能も付いています。また、時計表示、アラーム機能もあるので時計としても便利に使えます。「アラームをエサやりの時間に合わせておく」などの活用方法もありそうですね。
ニチドウ マルチ湿・温度計
こちらもデジタル表示される温湿度計です。メモリー機能も付いています。
ブラックで細長いデザインなので、スタイリッシュな雰囲気が漂っていますね。こういったスタイルがお好みの方に特におすすめです。
まとめ:カメの温度計6選!ガラス製は危険?カメに安全な温度計の選び方を解説!
リクガメ、水棲ガメ用の温度計の選び方の解説、それぞれに向いている温度計の紹介をいたしました。
デザインや機能がいろいろありますので、お好みのものを選んでいただけたらと思います。
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