爬虫類のペットホテルとは!旅行・入院などの間、爬虫類を預けるホテル

爬虫類を飼育していて悩むのが、旅行や出張、入院などで長期間家を空けなければならない場面です。
犬や猫であればペットホテルに預けるという選択肢がすぐに思い浮かびますが、爬虫類の場合はどうすればよいのか悩む方も多いでしょう。

そんな中、近年は爬虫類を預かってくれるペットホテルが増えてきました。爬虫類ブームの影響で飼育者が増加しており、そのニーズに応える形でサービスが広がっています。

犬猫向けのペットホテルは昔から存在していましたが、爬虫類やエキゾチックアニマルに対応した施設が増えているのは飼育者にとってとても嬉しいことです。信頼して預けられる施設があれば、安心して外出ができるでしょう。

この記事では、爬虫類のペットホテルとはどのようなサービスなのかを解説します。
利用するメリット・デメリット、そして実際に預けられる施設を5つ紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

爬虫類のペットホテルとは

爬虫類のペットホテルとは、飼い主が留守の間、爬虫類を一時的に預かってくれるサービスのことです。
出張や旅行、引っ越し、入院など、自宅で世話ができない状況になったときに有用でしょう。

犬や猫を対象としたペットホテルは以前からありますが、爬虫類やエキゾチックアニマルを受け入れてくれる施設も近年増えてきました。また、爬虫類は診察してもらえる動物病院も少ないのが現状です。

爬虫類の飼育者が増加する中、爬虫類のペットホテルはニーズに合わせて注目されているサービスだといえるでしょう。

ペットホテルを運営している施設は、爬虫類ショップやカフェを併設しているところが多いです。
日常的に爬虫類と接しているスタッフが対応してくれるため、預ける側としても安心感があります。また、ショップ併設型であれば、預けるついでに飼育用品を購入したり、飼育相談ができたり、といったメリットも。

預かり期間は、1泊から長期まで対応しているところまであり、施設によって異なります。
料金体系も施設ごとに設定されており、生体のサイズやケージの大きさ、預かり日数などによって変動するのが一般的です。

信頼できるペットホテルを見つけておけば、いざというときに安心です。

爬虫類をホテルに宿泊させるメリット・デメリット

爬虫類をペットホテルに宿泊させるメリットとデメリットを解説します。

事前に理解しておくことで、より安心して預けられるでしょう。

メリット:プロのスタッフに預かってもらえる

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爬虫類をペットホテルに預ける最大のメリットは、専門知識を持ったプロのスタッフに預かってもらえる点でしょう。

爬虫類の飼育は、種類ごとに管理方法が大きく異なります。温度や湿度、紫外線の有無、給餌頻度など、基本的な条件を誤るだけで体調を崩す個体も少なくありません。
また、爬虫類ブームはまだまだ歴史が浅く、生態が分かり切っていない種類もいます。

そんな中、爬虫類を置いて長期間留守にするのは心配ですが、爬虫類の扱いに慣れているプロのスタッフに管理してもらえるのは安心材料の一つになるでしょう。また、飼育歴が浅い飼い主にとっても、専門知識を持つ人に預けられる安心感は大きなメリットといえます。

プロのスタッフであれば、体調の変化にも気づきやすいです。餌を食べない、動きが鈍いといった異変があれば、適切な対応を取ってもらえます。
知識のない家族や友人に預ける場合は、どうしても不安が残ることも。そもそも、爬虫類の扱いに慣れていない人に世話をお願いするのは、やはり気が引けるものです。

このような点から、爬虫類のペットホテルであれば気兼ねなく利用でき、専門家に任せられるという精神的なメリットも大きいです。

メリット:保温された空間で安心!

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爬虫類は変温動物であり、体温を自分で調節できません。そのため、飼育環境の温度管理は生死に関わる重要な要素の一つです。

自宅で留守番させる場合、最も怖いのは保温器具のトラブルです。ヒーターが故障したり、照明が切れたりしても、不在中は気が付かないうえ、対応もできません。特に冬場は室温が急激に下がるため、保温器具の故障は命に関わる問題になります。

その点ペットホテルでは、温度が適切に保たれた空間で管理してもらえるため、留守中の温度管理を心配しなくてよいのは大きなメリットでしょう。

また、爬虫類の中には、餌をそれほど頻繁に必要としない種類も多くいます。ただし、乾燥に弱い種類もいますし、健康の観点からも新鮮な水は必要です。

ペットホテルでは定期的に水を交換してもらえるため、給水してもらえるのもメリットでしょう。
湿度管理が必要な種類の場合も、霧吹きなど適切な環境を維持してもらえるので、やはり安心につながります。

デメリット:ホテルに連れていくまでが手間

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爬虫類をペットホテルに預ける際、避けて通れないのが移動の問題です。爬虫類は変温動物のため、移動時の温度管理には細心の注意を払わなければなりません。

夏や冬は外気温の影響が強く、保温材の準備や保冷対策を行う必要があるなど、手間がかかります
夏場は車内や電車内の冷房で体が冷えすぎてしまう恐れがあり、冬場は外気にさらされることで低体温になるリスクなどが考えられるでしょう。

そもそも、移動そのものが生体にとって負担になることも多いです。普段と異なる環境や振動にさらされることで、体力を消耗してしまう個体も珍しくありません。
短時間の移動であっても、個体の性格や体調によってはストレスになり、体調を崩したり、餌を食べなかったりといった影響が出ることも。

このような理由から、ペットホテルを利用する際は、移動時間や移動方法を事前に考えておくことが大切です。
自宅から遠い施設を選ぶ場合は、よりリスクが高まる点も理解しておきましょう。このリスクを減らすために、ペットホテルを選ぶ際にはアクセスのしやすさも重要です。

爬虫類の移動については、こちらのコラムも参考にしてください。

デメリット:生体が神経質になることがある

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爬虫類は環境の変化に敏感な生き物です。ペットホテルに預けることで、生体が神経質になってしまうリスクも考慮しておきましょう。

普段と異なる環境下で、他の動物のにおいや鳴き声がする場所で過ごすことは、神経質な個体は体調を崩しやすいです。
ストレスが原因となり、体調を崩したり、拒食したりする個体も少なくありません。もちろんプロのスタッフが対応してくれますが、対応しきれない場合も考えられます。

このような理由から、敏感な個体はペットホテルに預けず、できれば自宅で管理してあげるのがおすすめです。

種類にもよりますが、健康であれば1週間程度餌を与えなくても良いものもいます。その場合、霧吹き、飲み水の入れ替え程度であれば、家族や友人にも頼みやすいのではないでしょうか。

ペットホテルに預けたい場合は、事前に短時間の預かりを試すのも良いアイデアです。生体の反応を確認しておけば、より安心して預けられるでしょう。

爬虫類が宿泊できるペットホテル5選

爬虫類のペットホテルは全国的に見るとまだ数が限られていますが、専門店やショップ併設型の施設を中心に、信頼できる預かり先も存在します。

ここでは、爬虫類が宿泊できる代表的なペットホテルを5つ紹介しますので、施設選びの参考にしてください。

アニマルーム

『アニマルーム』は、埼玉県草加市にあるペットホテルとトリミングサロンを併設した施設です。小型犬や中型犬だけでなく、トカゲやカメ、ヘビといった爬虫類、ウサギやハムスターなどの小動物、インコなどの鳥類まで幅広く対応しています。

料金体系は、オフシーズン・ハイシーズン・トップシーズンの3段階に分かれているのが特徴です。

たとえば人気のレオパの場合、1泊のみの料金は、オフシーズンで1,500円・ハイシーズンで2,000円・トップシーズンで2,500円となっています。2泊目以降は、それぞれ800円・1,000円・1,300円と少し安くなる仕組みです。

東武伊勢崎線の獨協大学前駅と新田駅が最寄りで、両駅からの送迎サービスも実施しています。遠方から利用する方や、公共交通機関での移動がメインの方にとって嬉しいサービスです。

なお、料金表に記載されていない種類のペットについても相談を受け付けています。珍しい種類の爬虫類を飼っている方も、ぜひ一度問い合わせてみてください。

爬虫類カフェ レプタイルリゾート

神奈川県横浜市中区にある『爬虫類カフェ レプタイルリゾート』は、爬虫類とのふれあいを楽しめるカフェに、ペットホテル機能を併設した施設です。オオトカゲやイグアナ、カメレオンなどの人慣れした爬虫類がいて、人気があります。

オーナーの住まいとペットホテルが直結しているのが大きな特徴です。
貸店舗のペットホテルでは、営業時間外や定休日にスタッフが不在になることも。レプタイルリゾートなら、オーナーがすぐ近くにいるため常に状態を確認できます。

温度管理にも力を入れており、高温帯から低温帯まで複数の温度帯を用意しているのもメリットです。預ける種類によって、最適な温度で管理してもらえるでしょう。

料金は生体の種類やサイズのほか、紫外線が必要・不必要によっても変わります

昼行性の種類では、30センチ以下のトカゲが1日700円、60〜200センチのアダルトイグアナやモニターなどは1,500円です。
一方、紫外線を必要としない夜行性の種類はやや割安になっています。レオパやニシアフリカトカゲモドキは1日600円、コーンスネークやボールパイソンなどの小型~中型のヘビは600円で預けられます。

その他もサイズや種類ごとに設定されているので、料金表をチェックしてみてください。

普段与えている餌は日数分をジップロックなどに入れて持参する形式で、店舗に在庫がある餌で対応できる場合は、7日間以内であれば無料で給餌してもらえます。

関東エリアで爬虫類ホテルを探す場合、きめ細やかな管理設定とオーナー常駐の安心感が魅力の施設といえるでしょう。

アクアスペース

大阪府にある『アクアスペース』は、爬虫類専門店として営業しながらペットホテルサービスも提供している施設です。全国各地で開催される爬虫類イベントへの出店も積極的に行っており、幅広い種類の爬虫類に関する知識を持ったスタッフが在籍しています。

料金体系は生体のサイズによって4段階に分かれており、宿泊日数が長くなるほど1泊あたりの料金が安くなるのが特徴です。
Sサイズの場合、1泊900円ですが、3泊以上で800円・1週間以上で700円・3週間以上なら600円で利用できます。長期の出張や入院で預ける場合には、嬉しい料金設定です。

サイズの基準は、ヘビ・トカゲ・カメ・両生類でそれぞれ異なっています。
たとえばMサイズの場合、ヘビは全長1メートル以上・トカゲは全長30センチ以上・カメは甲長10センチ以上・両生類は体長5センチ以上という基準です。詳細はホームページからご確認ください。

アクアスペースでは最大45日間までの預かりに対応しており、それ以上の長期預かりについても相談可能です。さまざまな事情で長期間飼育できない場合は、ぜひ相談してみてください。

kenny東京

東京都北区にある『kenny東京』は、爬虫類や猛禽類、小動物の販売を行うショップで、ペットホテルサービスも提供しています。また生体の販売だけでなく、ケージや飼育用品の買取サービスも行っている点が特徴です。

料金システムは非常にシンプルで、1匹あたり1泊3,300円の一律料金を採用しています。
サイズや種類による料金差がないため、大型の生体を預ける場合にはお得に感じられるでしょう。一方、小型の生体を短期間だけ預けたい場合は、やや割高になるケースも考えられます。

預かりの対象は、健康な爬虫類・両生類・鳥類・小動物となっていますが、一部預かりできない生体もあるため事前確認が必要です。

kennyは関東圏内に複数店舗を展開しており、東京店以外でもペットホテルを併設しているところがあります。事前に問い合わせをして、アクセスしやすい店舗を選ぶとよいでしょう。

ライフフォース

福岡県朝倉市にある『ライフフォース』は、爬虫類の販売・ペットホテル・イベント運営・レンタルペットなどを行う、爬虫類専門店です。

販売だけに留まらない分、爬虫類に関する経験と知識が豊富で、初めてペットホテルを利用する方でも安心して預けられるでしょう。

料金はサイズごとに設定され、30センチ以下の小型種は1泊2,000円、50センチ以下のカメレオン・モニター・ヘビ・リクガメ・ミズガメは3,000円となっています。イグアナやモニターなど、100センチを超える大型種は問い合わせが必要です。

また、長期預かりや多頭飼いの方に向けた割引制度が用意されています。
「お預かり頭数×日数」の数値に応じて割引率が変動する独自の仕組みで、「5〜9」で5%、「50〜59」なら50%の割引となります。

たとえば1匹1泊2,000円の生体を、5頭で3日間預ける場合は、数値が「5×3=15」となり、10%割引で27,000円になります。たくさん預けたい方にとっては非常に嬉しいシステムです。

九州エリアで爬虫類のペットホテルを探している方にとっては、充実した割引制度と専門店ならではの知識が魅力の施設といえるでしょう。

まとめ:爬虫類のペットホテルとは!旅行・入院などの間、爬虫類を預けるホテル

爬虫類のペットホテルについて解説しました。

爬虫類のペットホテルは、旅行や出張、入院、引っ越しなどで自宅を長期間空ける際に、爬虫類を一時的に預けられるサービスです。犬や猫に比べると選択肢は限られますが、近年は爬虫類専門店カフェを中心に、ホテルを併設する施設が増えています。

専門スタッフが適切な環境で管理してくれるペットホテルは、多くの飼育者にとって心強い存在です。普段は利用する機会が少なくても、いざという時のために近隣の施設を確認しておくとよいでしょう。

一方で、移動時の負担や環境変化によるストレスといった、デメリットも無視できません。神経質な個体では、環境の変化が原因で、拒食や体調不良につながるケースも考えられます。
そのため、すべての爬虫類にペットホテルが適しているとは限りません。

爬虫類のペットホテルを利用するかどうかは、生体の性格や飼育状況、預ける期間を踏まえて判断することが重要です。専門施設に預ける安心感と、生体への負担を天秤にかけ、自分の飼育スタイルに合った選択を行いましょう。

適切に活用すれば、爬虫類のペットホテルは飼育者と生体の双方にとってメリットのあるサービスです。ぜひ、不在時の選択肢として考えてみてください。