ヒョウモントカゲモドキが餌を食べない!おすすめの餌と与え方のポイント

ヒョウモントカゲモドキ(通称:レオパ)が餌を食べない!どうしよう!という経験がありますか?
爬虫類は、いきなり餌を食べてくれなくなる時があります。

食べなくなる原因はさまざまですが、体調が悪いだけでなく餌に飽きたなんてこともあります。
成体であれば2~3週間は食べなくても大丈夫ですが、やはり食べないと心配になりますね。

レオパが餌を食べなくなる主な原因4つと、その対処法について解説します。

レオパが餌を食べない原因4つ

レオパが餌を食べてくれないと、心配になりますね。無理やり口に押し込むわけにはいきませんので、レオパが自主的に「食べたい!」と思うような状況を人間の側が作ってあげましょう。そうするには、まず「食べない原因」を知ることが大切です。

レオパが餌を食べなくなる原因は主に4つあり、

  • 好みの餌ではない・飽きた
  • ケージの温度が低い
  • ストレスがかかっている
  • 体調が悪い

となります。下で詳しく対策も含めて解説します。

原因1:好みの餌ではない・飽きた

もしかして、その餌は飼育中のレオパにとって「好みではない餌」なのかもしれません。

レオパは幼いころに食べた餌を好む傾向がありますので、個体を購入する時に、販売先に「どのような餌で育てたか、どんな餌なら好んで食べるか」をあらかじめ聞いておくと良いですね。ただ「これまでは食べたのに、最近はどうして食べてくれないのか」という場合は、「その餌に飽きた」という可能性もあります。

人間だって毎日3食、大好物だけを食べていたら…?いつか飽きて他のものも食べたくなるのは当然ですね。あ

なたのレオパも同じ気持ちなのかもしれません。ですから目先の変わるような、これまでとは異なるタイプの餌をあげてみるのも良い方法です。

原因2:ケージの温度が低い

レオパは爬虫類ですから変温動物です。

変温動物は気温が低くなると、生命活動が鈍る性質です。ですからケージの温度が適温よりも低いと、生命活動が鈍る=餌をあまり食べなくなる、という状態になることがあります。

ケージ内の温度を確認し、レオパが活発に行動できる25~30℃になるよう調節してください。

原因3:ストレスがかかっている

購入して家に連れてこられたばかりのレオパは、慣れない環境にストレスを感じています。

他にも、可愛くてついついケージを覗いてばかりいたり、なでたり触れたりしすぎることもレオパにとってストレスとなることがあります。

慣れないうちは特に、落ち着ける時間を多く作ってあげましょう。
室内の照明を遮ることができるようにケージの半分ほどに布やタオル、段ボールをかぶせることが有効です。
光や音の刺激を弱めることができます。

原因4:体調が悪い

食欲不振の時はレオパが体調を崩しているということもあり得ます。
体調を崩しているかどうかチェックすべき項目は以下の通りです。

  • 排泄物がいつも通りか 水っぽければ下痢、あまり出ていないようなら便秘を疑います
  • 骨格は正しいか 腰や足にゆがみがあれば、くる病(骨が曲がってしまう病気)かもしれません
  • 嘔吐していないか 嘔吐があれば感染症か寄生虫の恐れがあります
  • 口を自然に動かしているか、膿みなどはないか 口をあまり動かさない、ヨダレが出るなどが見られたら口の中に傷があるかもしれません
  • お腹が膨れていないか もしお腹が異様に膨れていたら腸閉そくの可能性があります

いつもと違う、おかしい!と感じたらすぐに病院に連れて行きましょう。

爬虫類は温度の変化に敏感ですから、移動時は保温に注意してください。

ヒョウモントカゲモドキにおすすめの餌

レオパはふくふくとしたくらいが健康的ですから、しっかりと栄養を付けて欲しいですよね。
レオパにおすすめの餌をご紹介いたします!

キョーリン レオパゲル

キョーリン レオパゲル 60g

柔らかいペースト状のレオパ用の餌です。
人工飼料は生餌に比べて嗜好性がやや劣りますが、栄養バランスが良いため、基本食としておすすめです。

レオパゲルは柔らかいため量の調節が簡単ですし、口の中を傷つけてマウスロットのような病気になってしまうことを防げます。

安心して与えることができますね。

ジェックス レオパブレンドフード

ジェックス レオパブレンドフード 60g

タンパク質が35%も含まれており、非常に栄養価の高い餌です。

ぬるま湯でふやかして与えることができますので、柔らかいですし、長期保存もしやすいというメリットがあります。

カリカリした餌を好む個体、柔らかいものを好む個体、粉末状にしたものを好む個体など、性格の違いがありますので、飼育中のレオパの性質に合わせて餌を調整することができます。

生餌

ヨーロッパイエコオロギ

(生餌)ヨーロッパイエコオロギ M 40グラム(約140匹) 爬虫類 両生類 大型魚 餌 エサ

たいていのレオパは生餌が好きですので、食欲不振の時の特効薬として使うことができます。
他の餌に飽きた時にも効果的です。

なかでもコオロギは嗜好性が高くおすすめです。
コオロギは一般的にフタホシコオロギとヨーロッパイエコオロギが流通していますが、フタホシコオロギは攻撃力(噛む力)が強いため、レオパが噛まれてしまう恐れがあります。
レオパの餌には、ヨーロッパイエコオロギを選ぶようにすると事故を減らせます。

また、コオロギの後ろ肢は固いので、そのせいで口の中を傷つける恐れがありますので、その点はご注意ください。

レッドローチ

(生餌)レッドローチ Mサイズ 3カップ分 爬虫類 大型魚 餌 エサ

 

見た目さえ我慢できれば、繁殖が簡単なレッドローチもレオパの餌としておすすめです。

温度をやや高めで生育し、オスとメスが居ればどんどん増えていきます。
ただ、湿気が溜まると独特の臭いが出やすいので、換気はきちんと行いましょう。

餌を食べない時の対処・与え方

    レオパが「おいしそう!食べたい!」と思う工夫ができると良いですね。

    やはり最初は「いつもと違う餌を与える」のが良いでしょう。目先が変わって食べてくれる可能性が高いです。

    また、生餌を与える時はピンセットでつまんでレオパの前で振ってみましょう。猫じゃらしのような感じです。「活きのいいコオロギだ!」と判断して食いついてくれることがあります。レオパの口に刺さらないような、先端の丸いピンセットを使いましょう。

    コオロギはレオパをかじることがあり、レオパにとってはストレスです。ですからできるだけ、ピンセットでつまんで1つずつ与えてください。

    なお、与える際にはカルシウム不足を防ぐために、下のようなカルシウム剤をまぶして与えましょう。

    ジェックス カルシウム40g PT1850

    まとめ:ヒョウモントカゲモドキが餌を食べない!おすすめの餌と与え方のポイント

    ヒョウモントカゲモドキ、通称レオパが餌を食べなくなったときに考えられる原因とその対処法、おすすめの餌について解説しました。

    個体によって好む餌も異なりますが、毎日とっても楽しみにしているでしょうから、いろいろ工夫をこらして美味しく食事させてあげたいものですね!

    こちらの記事が参考になれば幸いです。

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