レオパ飼育の費用!初期はいくらかかる?エアコンは必須なのかも解説

ヒョウモントカゲモドキ(通称レオパ)は、愛らしい見た目と飼育のしやすさ、小型のケージで管理ができるところなどから人気の高い、爬虫類の入門種です。

初めてレオパの飼育に挑戦しようと考えたときにまず気になるのが、初期費用やランニングコスト

レオパの飼育ではケージやシェルターのほか、温度を維持するための保温設備が必須です。
さらに、飼育を始めた後も餌代や底材などの消耗品代が継続的にかかりますし、室温を管理するためにエアコンを使った場合の電気代なども頭に入れておく必要があります。

この記事では、レオパを飼育する際の費用についてご紹介します。
初期費用と1ヵ月あたりの維持費はもちろん、季節ごとの温度管理の考え方についても解説しますので、これからレオパをお迎えしたいという方はぜひ参考にしてください。

レオパ飼育を始める!初期費用

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小型種であるレオパは大型の設備を必要としないため、爬虫類の中では比較的コンパクトに飼育できます
とはいえ、ケージだけ用意すればよいわけではなく、保温器具や温度計、シェルターなどの基本的な機材は必要です。

ここでは45×30cm程度のケージを使う場合を想定し、レオパの飼育に必要な初期費用を確認していきましょう。

レオパ飼育の初期費用は約20,000円から

レオパの飼育を始めるための初期費用は、おおよそ2万~3万5千円ほどを見込んでおくと安心です。

レオパ飼育の初期費用目安
必要な機材 購入費用目安
ケージ(45×30cm程度) 約8,000~16,000円
パネルヒーター(16W) 約2,500~4,000円
上部ヒーター 約4,000~6,000円
サーモスタット 約3,000~5,000円
温湿度計 約1,000円
ウェットシェルター 約1,000円
水入れ 約500円

ここまでの基本的な飼育環境を構築するための機材にかかる合計額が30,000円前後。またこれ以外にも、しばらくの餌代として人工飼料1,000円と、底材はキッチンペーパーなど家庭にあるもので代用できますが、もし購入するならば1,000~1,500円程度かかることもあります。

なお、今回ご紹介している初期費用にレオパ本体の価格は含まれていません

ケージと保温器具は性能や安全性を優先する

初期費用の中で大きな割合を占めるのが、ケージと保温器具です。
少しでも費用を抑えたいところですが、この二点はレオパの体調を整える要となる機材であるため、安易に値段だけで選ぶのは良くありません

レオパを健康に飼育するには温度と湿度の管理が重要なポイントです。
保温性の低いケージを使うとヒーターを長時間稼働させなければならなくなり、結果的に電気代が上がりやすくなります。だからと言って、ヒーターの稼働時間を減らすとレオパが十分に体を温められず、消化不良や便秘など体調面のトラブルにつながる可能性があるため注意が必要です。

飼育ケージと保温器具を選定するときは、値段よりも安全性や温度・湿度の管理のしやすさを優先すると、その後の飼育が楽になります。
購入費用だけでなく維持費やレオパの健康まで含めて考えることが大切です。

温湿度計は二か所に設置するのがおすすめ

変温動物のレオパを飼育するケージでは、中の温度を均一にするのではなく、あえて暖かい場所と涼しい場所を作り、自分の意志で行き来して体温調節ができる環境を整えます。

ホットスポットが30~32℃、クールスポットが25~28℃程度が目安です。

このことから、温湿度計も暖かいところと涼しいところの二か所に設置して、双方の温度を確認できる状況を作ると管理がしやすくなるでしょう。

水入れなどは100均アイテムで代用可能!

初期費用を抑えたいときは、100円ショップやホームセンターなどで販売されている商品を活用するのがおすすめです。
爬虫類飼育とはいえすべてを専用品で揃える必要はなく、工夫次第で人間や他のペット用のアイテムを代用することができます

例えば水入れは、100円ショップで販売されている浅くて安定した陶器製の皿でも十分です。レオパがひっくり返しにくく、洗いやすいものを選んでください。

床材も、見た目にこだわりがなければキッチンペーパーが使えます。
汚れたら気軽に交換できて衛生管理がしやすいので、飼育者の中にはあえてキッチンペーパーを床材にしている方も多いです。

ケージや保温器具など換えが効かない機材は妥協せず、水入れや床材などを身近な商品に変える」というように、費用をかける部分と抑える部分を区別すると、無理なく飼育環境を整えられます。

毎月の維持費!レオパ飼育のランニングコスト


レオパをお迎えした後は、毎月の餌代や床材代に加え、保温器具を使うための電気代などが発生します。特に冬場はヒーターの使用時間が長くなりやすいため、あらかじめ目安を知っておくと安心でしょう。

ここでは電気代や餌代などにかかるレオパ飼育のランニングコストをご紹介します。

パネル・上部ヒーター:1ヵ月あたりの電気代

レオパの飼育では、パネルヒーターと上部ヒーターを使用してケージ内を保温するのが一般的です。
45cm程度のケージで両方を使用した場合、1ヵ月の電気代は約700〜1,250円が目安となります。

ここでは1kWhあたり31円として、それぞれのヒーターにかかる電気代を算出してみました。

16Wのパネルヒーターなら1ヵ月約357円

45cmケージに調度よい16Wのパネルヒーターを24時間、30日連続で使用した場合の計算式は、

16W÷1,000×24時間×30日×31円=357.12

なので、パネルヒーターにかかる1ヵ月の電気代は約357円となります。
もちろん常にフルパワーで稼働し続ける必要はなく、季節や室温によってヒーターの稼働時間が減れば、それだけ電気代も安く収まるでしょう。

ケージやシェルターの保温性を高めたり、自動で温度調節をしてくれるヒーターやサーモスタットを組み合わせたりして、効率的にケージを温められるのが理想です。

上部ヒーターも加えると1ヵ月約714円以上

パネルヒーターと上部ヒーターを併用する場合の電気代も算出してみましょう。
上部ヒーターとパネルヒーターが同じ16Wの場合、電気代はどちらも1カ月約357円なので、2台で1カ月約714円です。

一方、上部ヒーターが32Wの場合は、

32W÷1,000×24時間×30日×31円=714.24

となり、上部ヒーターだけで1カ月約714円、16Wのパネルヒーターを含めると約1,071円程度かかることが想定されるでしょう。

ただし、こちらも24時間フルで稼働した場合の想定なので、サーモスタットなどを使って設定温度に達したときにヒーターが止まるように仕組んでおけば、電気代を安く抑えられます

サーモスタットや温度調節機能付きのヒーターは初期費用こそかかりますが、ケージ内の暖め過ぎを防ぐのに非常に効果的です。
電気代削減はもちろん安全に温度管理するためにも、設置しておくのがおすすめです

餌代:1ヵ月400~2,000円ほど

餌代は、レオパの成長段階や与える餌の種類によって差が出やすい項目です
例えば、成長期の個体は給餌回数が多くなりたくさん餌を消費しますが、アダルトになると給餌頻度が落ち着いてくるため、餌代が安くなることも。

また、生きたコオロギなどを与える場合は、鮮度を保つために頻繁に購入しなければならないうえに、コオロギを飼育する設備も必要になることから、少し割高になりやすい傾向があります。
一方人工飼料ならば一度に購入できて保存も簡単なので、かかる費用の見通しがつけやすく、コストも抑えやすいでしょう。

床材:1ヵ月300~1,500円ほど

ケージの底に敷く床材は、使用する素材によってコストが変わります

一番手軽で安価なのがキッチンペーパーで、汚れるたびに交換していても1ヵ月あたり200〜300円程度で運用できます。
他の素材では、ペットシートで月700円前後ソイルやカルシウムサンドなどを使用すると、月1,500円程度が目安です。

ソイルやサンドは穴を掘る行動を観察したいときや、レイアウトを重視したい場合に選択肢になりますが、費用は高くなりやすい傾向があります。
飼育スタイルに合わせて、管理のしやすさと費用のバランスを考えながら選択しましょう。

レオパ飼育にエアコンは必須?温度管理の考え方


レオパの飼育ケージには必ず保温機材を取り付けるため、「エアコンをかけ続ける必要はないのでは?」と思う方もいることでしょう。

しかし、ヒーターにできるのは基本的にケージの中を暖めることであり、夏場の高温対策には不向き。室温が上がり過ぎる時期はエアコンによる室温管理が必須と言っても過言ではありません。

ここではレオパ飼育における、温度管理の考え方について解説します。

夏はエアコンによる室温管理が必須

近年の夏は、酷暑と言われるほどの異常な暑さに見舞われており、室内でも30℃を超えることが珍しくありません。

こうした日本の夏は、暖かい場所を好むレオパにとっても過酷な環境のため、エアコンで室温を管理してケージ内の温度が上がり過ぎるのを防いであげる必要があるでしょう。

さらに、直射日光を避け、必要に応じて窓を少し開けて換気をするのも良い方法です。
これはレオパに限らず、多くの爬虫類や小動物を飼育するうえで共通する夏場の基本的な温度管理法といえます。

エアコンも必要に応じてON/OFFを切り替えよう

夏場はエアコン必須とお話ししましたが、必ずしも24時間付けっぱなしにしなければならないというわけではありません

例えば、気温が下がる夜間の室温が自然と30℃を下回るようならば、エアコンを付けずに朝まで過ごすことができます
反対に夜でも室温が高い日は、切らずに使用したほうが安全です。

また、夏以外の季節についても考え方は同じで、朝晩は冷え込む一方、日中だけ室温が大きく上がることがあります。このような時期は、保温器具とエアコンを使い分けながら調整するのが良いでしょう。

エアコンは、ケージ内を直接適温にするための設備というより、部屋全体が極端な高温や低温になるのを防ぐためのものと位置づけるとわかりやすいです。
室温を整えたうえで、パネルヒーターや上部ヒーターを使ってケージ内に適切な温度差を作ります

温度を管理する機材の稼働時間はその時によって変わるため、時間で判断するのではなく、温度計を確認しながらその日の室温に合わせて調整することが大切です。

まとめ:レオパ飼育の費用!初期はいくらかかる?エアコンは必須なのかも解説


レオパの飼育にかかる費用について解説しました。

レオパの飼育を始めるときにかかる初期費用は、ケージや保温器具、サーモスタットなどの購入費用として2万〜3万円程度かかります。
飼育の要となるケージと保温機材は値段ではなく安全性や性能で選ぶようにしてください。
一方、水入れや床材は100均商品やキッチンペーパーで代用することで、費用を抑えられます。

飼育開始後のランニングコストの内訳は、機材の電気代と餌や底材などの消耗品です。
どのようなタイプの製品を使うかで費用が変わるため、ご自身のスタイルにあった物を選択しましょう。

また、レオパを健康に飼育するためには、部屋全体の温度管理も重要なポイントです。
室温が高くなり過ぎる時期にはエアコンを活用して、温度を維持します。

お迎えする前に初期費用だけでなく、毎月の維持費や温度管理までイメージしておけば、レオパを迎えたあとも慌てずに飼育を続けやすくなります
必要な設備と費用を事前に確認し、無理なく続けられる環境を整えてからお迎えしましょう。