昆虫食の爬虫類を飼育している方にはお馴染みの餌である『コオロギ』。
栄養価が高く幅広い生き物の餌にできることから、様々なファームがコオロギの養殖や加工製品の販売を行っています。
そんなコオロギフード業界の中でも、特に飼育者からの人気なのが月夜野ファームです。月夜野ファームのコオロギは活きが良く生き物の食いつき違うと評判で、一般飼育者のみならず動物園や水族館でも利用されるほど熱い信頼を集めています。
今回は株式会社月夜野ファームの南波 竜政様に人気のコオロギフードを生み出す秘訣を取材させていただきました。
臭わない理由や品質管理についてから、コオロギ販売を始めたきっかけ、爬虫類初心者にもイチ押しの乾燥コオロギまで、南波様のコメントをもとにご紹介します。
月夜野ファームのコオロギについて

月夜野ファームのコオロギは品質第一をモットーに、仮に人間が口にしても安心の「ヒューマングレード」を基準に養殖されています。
今回取材をさせていただいた南波様にも「食べると香ばしいエビの味がする」と笑顔でお答えいただきました。
育成環境は細心の注意を払いながら、クリーンに管理されているのが分かるコメントです。
株式会社月夜野ファームは活コオロギ、冷凍コオロギ、冷凍マウス、サプリメントなど、爬虫類用の餌をメインに販売している企業です。
1993年より群馬県でコオロギ養殖を開始し、約30年の間、活きのよい高品質な国産コオロギの生産を続けています。
滅菌処理を始めとした繊細な管理技術により生み出されるコオロギは栄養価と安全性が非常に高く、動物園や水族館など、全国の動物飼育施設で採用されている実績があります。
臭わない!コオロギが香ばしい理由

餌用のコオロギを管理していて気になる臭い。
いくら管理していても、コオロギ独特の臭いに慣れることができず、気が滅入るという方も多いのではないでしょうか。
その点月夜野ファームのコオロギは臭いが控えめで、不快感なく管理がしやすいと好評です。
自社で配合した特製の餌でガットローディングすることで、栄養価が高くて活きが良く、臭いの少ない理想のコオロギを養殖できます。
このコオロギフードの配合は秘密ですが、月夜野ファームが30年の養殖で培ったノウハウをもとに開発されたとのこと。
生き物をパッキングする機会はアクアリウムなどでもありますが、繊細な湿度調整が必要というのは陸上の昆虫であるコオロギならではで、話を聞いた筆者もとても興味深く感じました。
配送後も変わらず元気を保っている月夜野ファームのコオロギは、こうした輸送時のストレス対策によってサポートされているのです。

南波様は「コオロギの育成は温度・湿度、そして振動に気を付けながら、栄養豊富な餌を与えることが大切。」とも語っています。
すべての生き物がそうであるように、コオロギもストレスを減らすことで健康に育つのでしょう。
コオロギ販売を始めたきっかけ

月夜野ファームがコオロギ販売を始めたのは30年以上前、創業者が群馬県でアロワナ用のコオロギを販売したことがきっかけです。
その後、爬虫類用のコオロギフード事業に展開し、現在の人気へと繋がっていきます。
月夜野ファームのコオロギが飼育者に選ばれる理由の一つが、コオロギの種類の豊富さです。
昆虫食と言えば活コオロギが定番ですが、飼育生体の種類や性格、コオロギを保管できる環境など、状況によっては生きたコオロギを継続して与えるのが難しいことも。
- 活コオロギの飼育スペースが必要
- 活コオロギの世話をする手間がかかる
- 家族が昆虫に難色をしめす など
このようなそれぞれの事情や飼育環境などのニーズに対応するため、月夜野ファームでは活コオロギだけでなく、冷凍コオロギ、乾燥コオロギ、コオロギパウダーなど幅広いコオロギフードを販売しています。
乾燥コオロギは爬虫類初心者におすすめ!
レオパやニシアフがお好きだという南波様に、月夜野ファームのおすすめ商品である『乾燥コオロギ』についても伺いました。
最大のメリットはその扱いやすさ。乾燥なので軽量で取り出しやすいく、爬虫類初心者の方も手軽にトライできます。
乾燥タイプはモモンガなどの動物もスナック感覚で好んで食べてくれますし、与え方を生体に合わせて工夫しやすいのがポイント。

例えばレオパなどの小型爬虫類には、水やお湯でふやかして、柔らかくしてから与えるのがおすすめです。
乾燥コオロギは生体の口のサイズに合わせて簡単にちぎれますし、水に浸して匂いを強めたり、ダスティングしたりすることで食いつきや栄養がさらに良くなります。
こうした活・冷凍コオロギとは異なるカスタム性が、乾燥コオロギ最大のメリットと言えるでしょう。
冷凍・乾燥コオロギを高品質に保つ工夫
また、脚とりは一つ一つ手作業で、コオロギがつぶれないように丁寧に行っています。
月夜野ファームの冷凍・乾燥コオロギは脚などがきれいに処理されており、昆虫餌を始めて与える初心者の方でも扱いやすいでしょう。
筆者も脚を自分で切り取るのが苦手なので、大変ありがたい加工だと感じます。
また、冷凍コオロギのパッケージは冷凍焼けしにくい構造になっているとのことで、実際にお客様からも「長持ちする」とレビューを頂くそうです。
コオロギの可能性と今後の展開について

以前は管理が難しかったコオロギが、今では爬虫類飼育者の間でごく当たり前の餌として扱われるようになりました。
これは、安全な国産コオロギが広く流通する環境や養殖のノウハウが成熟したからこそ。月夜野ファームをはじめとしたコオロギファームやメーカー各社の努力が実を結んだ結果と言えるでしょう。
そしてコオロギは爬虫類だけでなく、肉食性の魚や鳥類、昆虫類などの飼育にも活用されています。
特に肉食魚の飼育では、エビの味に近いといわれるコオロギが好んで使用されており、養殖魚の育成にもおすすめです。
コオロギは高たんぱくな食材として様々な場所で注目されており、近年は人間の持続可能な食糧としても話題になったほど。
養殖魚の味や風味は、餌によって大きく左右されますから、臭いの少ないクリーンなコオロギは良い餌として広まるのではないでしょうか。
月夜野ファーム産コオロギの今後の展開
現在月夜野ファームでは、より幅広い方に親しまれるコオロギ製品を開発中とのことです。
例えば、冷凍コオロギ。いままでは冷蔵庫内でアイスに擬態するカップタイプで販売していましたが、収納しやすいパッケージにリニューアル予定です。
昆虫が苦手な方や飼育者の家族にも配慮できる、中身が見えない構造で収納がしやすいパッケージになる予定だそう。
現在のアイスカップに似たデザインも十分魅力的ですが、冷凍庫の収納力を損なわないサイズ感ということで、さらに使い勝手が良くなるのではないでしょうか
ニーズに合わせて今後、購入しやすいように展開予定です。
コオロギパウダーは餌へのふりかけや水で練ってお団子にしても与えやすいため、近年人気急上昇中のアイテムです。
昆虫が苦手な方には餌の選択肢の一つになる優れものでしょう。
まとめ:月夜野ファームのコオロギとは!なぜ臭わない?品質管理についても取材

今回は、質の良い餌用コオロギを販売する月夜野ファームの魅力やコオロギの秘密をご紹介しました。
爬虫類飼育において昆虫餌はなくてはならないものです。
その中でもコオロギは、様々な生き物が食べられる汎用性の高さと栄養の豊富さから、ポピュラーな餌として人気があります。
個人でも繁殖させやすい昆虫ではありますが、使い勝手や栄養面に優れたトップクオリティのコオロギは市販品でしか手に入らないもの。
長年コオロギの研究を続けてきた月夜野ファームのコオロギは、臭いが少なく初心者の方でも管理がしやすいです。
他ファームよりも少し高めの価格感ではありますが、コオロギ選びで悩んだら、ぜひ月夜野ファームのコオロギを検討してみてください。
活きやツヤの良さに満足できるはずです。
爬虫類好きのライター集団です。
種類・飼育についてや素朴な疑問について掲載していきます。
より快適な飼育環境を目指して切磋琢磨しています!


















