フトアゴヒゲトカゲ

基本情報

飼いやすさ
★★★★★
性格
比較的おとなしい
大きさ
約40~50cm
寿命
5~10年
温度
バスキングスポット:35~40℃、クールスポット:25~28℃
湿度
日中:30~40%、夜間:40~60%
食性
雑食性。昆虫だけでなく、小松菜などの野菜も好みます。
紫外線(UVB)
強UVB(ファーガソンゾーン:3~4)
活動する時間
昼行性(朝~日中に活発)
生活スタイル
半樹上性
ハンドリング
慣れれば可能。
多頭飼育
原則として単独飼育。
原産地
オーストラリア(東部・南東部)
推奨ケージサイズ
幅90cm × 奥行45cm × 高さ45cm 程度(成体1匹)

特徴

bearded_koro_03

フトアゴヒゲトカゲは、オーストラリアの乾燥地帯に生息する、昼行性の中型のトカゲです。

喉元にあるトゲ状の鱗がヒゲのように見えることから、「フトアゴヒゲトカゲ」と名付けられました。
警戒したり威嚇したりすると、喉元を黒く変色させ、大きく膨らませることがあります。

成体は全長40〜50cm程度になり、がっしりとした体つきと平たい頭、大きな口が特徴です。
がっしりとしていても、つぶらな瞳やポテッとしたお腹、たるんだ顎が愛嬌があり見た目の愛らしさも人気のひとつです。

昆虫や野菜などを食べる雑食性で、成長に伴って昆虫と野菜の配合を変えていきます。
また、日光浴を好み、体温調節のために暖かい場所でじっと過ごす姿もよく見られます。

比較的おとなしく、人に慣れやすい個体が多いことから、ペットとして人気の高い爬虫類です。

おすすめのエサ

フトアゴヒゲトカゲは雑食性の爬虫類で、デュビア、コオロギ、ミルワームなどの動物質と、小松菜、チンゲンサイ、人参などの植物質を食べます。

成長段階に応じて、昆虫と野菜の配分や給餌頻度が変わります。

ベビー期は昆虫を中心に、細かく刻んだ野菜も少量与えます。給餌頻度は1日2回程度を目安にしましょう。

成長するにつれて野菜の割合を増やし、アダルト期には野菜をメインに与えます。

ヤング期は1日1回程度を目安にします。
ヤングアダルト期からは昆虫の給餌回数を徐々に減らし、アダルト期には3~4日に1回程度にするなど、成長や体格に合わせて管理しましょう。
アダルト期は、昆虫の与えすぎによる肥満に注意することが大切です。

また、カルシウムなどの栄養素が不足しないよう、必要に応じてサプリメントを添加したり、フトアゴヒゲトカゲ用の人工フードを活用したりするのも良いでしょう。

給餌の際は、先に昆虫から与えてしまうと、野菜の食いつきが悪くなってしまうため、野菜から先に与えるのがポイントです。

また、リンゴやバナナなどの果物も食べますが、肥満の原因になるためおやつ程度に留めましょう。

たまねぎ、長ネギ、にんにくなどのネギ類は、フトアゴヒゲトカゲに有害なため与えないでください。
また、ほうれん草はカルシウムの吸収を妨げるシュウ酸を多く含むため、日常的な給餌は避けましょう。

代表的なモルフ


※この画像はAIが生成したものです。

フトアゴヒゲトカゲには、体色や模様、鱗の形状などが異なる、さまざまなモルフが存在します。
代表的なモルフには、次のような種類があります。

遺伝的なモルフ

  • ノーマル:
    野生個体に近い、茶褐色を基調とした体色。背中にはトゲ状の鱗があり、黒い爪を持ちます。
  • ハイポ:
    黒色素が少なく、全体的に明るい体色が特徴。爪に黒い色素がなく、透明感のある淡い色をしています。
  • トランスルーセント:
    皮膚の透明感が強く、幼体ではお腹が透けて見えることも。黒目がちな瞳が特徴ですが、成長すると通常に近い目になる個体もいます。
  • レザーバック:
    背中のトゲ状の鱗が少なく、滑らかな体表が特徴。体色が鮮やかに見えることもあります。

体色や模様に特徴があるモルフ

  • イエロー:
    黄色の発色が強いタイプ。淡いレモンイエローから鮮やかな黄金色まで、個体によって色合いが異なります。
  • オレンジ:
    オレンジ色を基調としたタイプ。明るい橙色から黄味がかった色合いまで、さまざまな個体がいます。
  • レッド:
    赤色の発色が強いタイプ。更に濃い赤褐色の「ブラッドレッド」や「ダークレッド」などがいます。
  • ゼロ:
    体の模様がほとんど現れない遺伝的なモルフ。白色や淡いグレーの体色が特徴で、ハイポなどと組み合わせた個体も存在します。
お写真ご提供:フトアゴFAMILY 様

上述したモルフはごく一部です。
その他にも、背中に模様を持たない「パターンレス」や、背中に青みがかった模様が入る「ブルーバー」など、様々なモルフがいます。
遺伝的なモルフと色素的なモルフが組み合わさることで、数多くのモルフが存在します。

スタッフの一言

フトアゴヒゲトカゲは、ワイルドな見た目と愛嬌たっぷりの仕草が魅力的な爬虫類です!

身体の側面にあるトゲは、見た目とは裏腹に柔らかく、ゴム製の歯間ブラシのような触り心地がします。
アゴを膨らませたり萎ませたりする「アゴ体操」や、威嚇や求愛の際に頭を上下に動かす「ボビング」、前脚をゆっくり回す「アームウェービング」など、フトアゴヒゲトカゲ特有のユニークな行動がたくさんあります。

なかでも、脱皮中に鼻の穴から飛び出す脱皮殻、通称「鼻えのき」は、特に可愛らしい姿です!

一緒に暮らすほどに信頼関係が築け、個性や愛らしさを発見できる爬虫類です。

関連する記事

フトアゴヒゲトカゲの飼育方法について、こちらの記事で詳しく解説しています!
他にも、フトアゴヒゲトカゲに関する様々な情報をコラムでご紹介しています。

フトアゴヒゲトカゲの人気記事